おすすめVPS5選!メリット、デメリットを解説!

目次

VPSとは

VPS(Virtual Private Server)は日本語では「仮想専用サーバー」といいます。
物理サーバーや専用サーバーほどのパフォーマンスはありませんが、専用サーバーに近い、自由度・性能を利用できるのが特徴です。

コンピュータの処理能力の向上から、最近ではVPSといったサーバー利用の形態が増えてきたように感じます。

VPSメリット

  • コストが安い
  • パフォーマンス
  • カスタマイズ性

コストが安い

物理サーバーと比較すると物理機器の購入が必要ないので、初期費用がかなり安く、原価償却も発生しません。お試しであれば月に1000円以下で使うこともできます。

パフォーマンス

物理サーバーほどではありませんが、比較的パフォーマンスは良いです。他の人のリソースの影響を受けることはほぼないです。

カスタマイズ性

目的に合わせて自由にカスタマイズすることも可能です。
メモリ1GB~64GBとSSD(ディスク容量)も25GB~1,000GBと幅広く選択できます。

VPSデメリット

  • インターネットに接続できないと利用できない
  • メンテナンスで使えなくなることも起こり得る
  • サーバー管理の知識が必要
  • 月々のコストがかかる
  • アカウント停止されると使えなくなる

インターネットに接続できないと利用できない

インターネット環境は必須です。回線に障害が発生すると利用できないといったこともあり得ます。

メンテナンスで使えなくなることも起こり得る

VPS会社がメンテナンスをすることがあります。その時間は使えなくなるためサーバーでサービスを動かしている場合はストップしてしまいます。

サーバー管理の知識が必要

物理サーバーでも同じことがいえますが、サーバーの運用やセキュリティー対策の設定は自ら行う必要があります。サーバー管理の専門的な知識は最低限は必要になってきます。初心者にとっては少々ハードル高めです。

月々のコストがかかる

初期費用は抑えられますが、毎月のコストは発生します。契約プランによってもかかる毎月の費用が変わってきます。

アカウント停止されると使えなくなる

VPS会社にアカウントを停止されてしまうと使えなくなってしまいます。どうやったら停止されるかは分かりませんが間違えた使い方はしないよう利用規約の確認はしておきましょう。(普通に使う分には気にしなくても大丈夫だと思います。)

VPSで確認する項目

VPSのスペックで確認するべきは「CPU」「メモリ」「SSD(ディスク容量)」「ハードディスク」、あとは「金額」とのバランスです。

特に重要なのが「メモリ」で、メモリの能力以上の処理を行うとサーバーに負荷がかかり、処理速度が大幅に下がり、最悪は落ちてしまうこともあります。そういったことにならないようにメモリ容量が十分なプランを選ぶ必要性があります。

大量のファイルを保存する用途であれば「SSD(ディスク容量)」を重視したりします。

あとは「金額」との相談になるかと思います。

VPS選びのポイント

  • コストパフォーマンス
  • コントロールパネルが使いやすいか
  • 安心・安定して使えるか

コストパフォーマンス

VPS選びで重要なのがコストパフォーマンスです。安ければ1番嬉しいのですが、使用したい用途にそれで耐えられるかどうかや、高価格であってもパフォーマンスやサービスの内容も変わってくるかと思います。それぞれVPSの強みがありますので、使いたい機能や仕様に合ったVPSを選びましょう。

コントロールパネルが使いやすいか

最初の頃はコントロールパネルから操作することが多いです。より操作性が良く、直感的にも使えるコントロールパネルのが良いですね。色々と見比べてみて使いやすそうなVPSを選ぶと良いかと思います。

安心・安定して使えるか

安心して安定して使えるかどうかは1番重要です。障害やトラブルが多く安定していないとサービスが稼働し続けられるかにも響いてきてしまい、サービス面や収益面に直結してしまいます。

これまでの運用実績がそれなりに長かったり大きなトラブルや障害がなければ大まかには大丈夫だとは思います。

VPSが初めての場合は日本のVPSを選択することで、問い合わせをして解決できることもありますので、安心して使っていけるかと思います。

VPS5選

Conoha

Conohaは利用者数38万アカウントを突破した国内でも人気の日本のVPSです。
2013年にレンタルサーバーサービスはスタートしており、実績もあります。
高機能・高性能を備えたサーバー環境で超高速SSDを標準で搭載されているので、アプリケーションの処理やVPSの構築が非常に速いです。

コントロールパネルは誰でも使いやすいよう直感的に操作できますが、Webのレスポンスが遅いのが少し残念な部分であります。

転送量に対する課金は一切なく、月額で設定されている金額より高くなることはないです。1ヶ月に満たない場合は時間単位で金額が決まっていますので、そちらが適応されます。

サーバーのパフォーマンスと使いやすさで人気もあり、VPSを初めての方にもオススメです。

リージョン(設置場所)一覧

  • 東京
  • シンガポール

Conoha金額&スペック一覧

メモリ月額(東京 / シンガポール)CPUSSD(東京 / シンガポール)
512MB682円 / –1コア30GB / –
1GB968円 / 1,287円2コア100GB / 50GB
2GB1,848円 / 2,497円3コア100GB/ 50GB
4GB3,608円 / 4,884円4コア100GB/ 50GB
8GB7,348円 / 9,537円6コア100GB/ 50GB
16GB14,300円 / 18,601円8コア100GB/ 50GB
32GB28,600円 / 36,278円12コア100GB/ 50GB
64GB53,900円 / 70,752円24コア100GB/ 50GB

さくらVPS

さくらVPSは専用サーバーの自由度とクラウドの拡張性を合わせもった複数台対応の専用サーバーサービスです。複数台構成とサーバー間の安全な通信を実現するローカルネットワークを構築することが可能です。サーバーは最大3つのネットワークに接続することができ、複雑なシステム構成も実現可能です。

データセンターは24時間365日有人監視体制で、サーバー技術者、ネットワーク技術者がデータセンターに常駐しており、施設をネットワークの監視を常にしています。

2010年からサービスを開始しており、利用者は7万人を超えている利用実績があります。
安定したサイト運営やビジネス利用の方にオススメです。

リージョン(設置場所)一覧

  • 石狩第1
  • 大阪第3
  • 東京第2

さくら金額&スペック一覧

メモリ月額(石狩第1 / 大阪第3 / 東京第2)CPUSSD
512MB643円 / 671円 / 698円1コア25GB
1GB880円 / 935円/ 990円2コア50GB
2GB1,738円 / 1,848円/ 1,958円3コア100GB
4GB3,520円 / 3,740円/ 3,960円4コア200GB
8GB7,040円 / 7,480円/ 7,920円6コア400GB
16GB13,200円 / 14,300円/ 15,400円8コア800GB
32GB26,400円 / 28,600円/ 30,800円10コア1,600GB

KAGOYA

KAGOYA は1990年代からサーバー事業実績のあるカゴヤ・ジャパンのVPSです。

使いやすいコントロールパネルも人気で、簡単に様々なアプリパックやインスタンスの操作ができるようになっています。

ロードバランサーによる冗長性やインスタンス稼働中のスペック変更などの機能を備えていて、クラウドサービスに近い本格的なVPSとなります。

料金体系は1日単位の従量課金かつ月額上限ありと柔軟な形になっていて、短期間の利用から本格的な長期利用まで様々な用途に活用できます。

セキュリティ面にも力を入れているのと、365日年中無給ののサポートも付いていますので、VPSに詳しくない方でも、安心して使っていける利用できるサービスを提供しています。

リージョン(設置場所)一覧

  • 日本(関西)

KAGOYA金額&スペック一覧

メモリ月額CPUSSD
1GB550円1コア25GB
2GB660円2コア25GB
4GB1,540円4コア30GB
6GB3,3006コア50GB
8GB7,150円8コア100GB
16GB14,300円10コア100GB

VULTR(海外)

VULTRは海外のVPS会社ではありますが、リージョンがかなり多く、日本にもリージョンがあります。
そして何より圧倒的安さを誇っています。

コントロールパネルは英語になってしまいますが、慣れてしまえば直感的に操作できるかと思います。

2014年にVultrを創設しており、150カ国以上から使われており利用実績もあります。

ただ英語となるためVPSも初めての方には少しハードル高めかと思います。

リージョン(設置場所)一覧

  • 日本(東京)
  • 韓国
  • シンガポール
  • スウェーデン
  • ロンドン
  • オランダ
  • ドイツ
  • フランス
  • メキシコ
  • カナダ
  • オーストラリア
  • アメリカ(マイアミ)
  • アメリカ(アトランタ)
  • アメリカ(シカゴ)
  • アメリカ(ダラス)
  • アメリカ(ロサンゼルス)
  • アメリカ(ニューヨーク)
  • アメリカ(シアトル)
  • アメリカ(シリコンバレー)

VULTR金額&スペック一覧

メモリ月額CPUSSD
512MB2.5ドル1コア10GB
1GB5ドル1コア25GB
2GB10ドル1コア55GB
4GB20ドル2コア80GB
8GB40ドル4コア160GB
16GB80ドル6コア320GB
32GB160ドル8コア640GB
64GB320ドル16コア1,280GB
96GB640ドル24コア1,600GB

※ リージョン場所関係なく料金一律

メモリ4GBと8GBの場合のVPS毎比較

メモリ4GBの場合

※ 1ドル = 113.8円にて計算

VPS名メモリ月額CPUSSD
Conoha(東京)4GB3,608円4コア100GB
さくら(石狩)4GB3,520円4コア200GB
さくら(東京)4GB3,960円4コア200GB
KAGOYA4GB1,540円4コア30GB
VULTR(東京)4GB2,276円2コア80GB

メモリ8GBの場合

※ 1ドル = 113.8円にて計算

VPS名メモリ月額CPUSSD
Conoha(東京)8GB7,348円6コア100GB
さくら(石狩)8GB7,040円6コア400GB
さくら(東京)8GB7,920円6コア400GB
KAGOYA8GB7,150円8コア100GB
VULTR(東京)8GB4,552円4コア160GB
VULTR(東京)16GB9,104円6コア320GB

まとめ

どのVPSがいいかはどのくらいの金額でどういったスペックが必要になるかで変わってくるかと思います。

  • メモリ4GBで始めてみるのでしたらKAGOYA
  • とりあえず安い方が良いという方はVUTLR
  • 日本VSPで日本にリージョンがあれば問題ないという方はさくら
  • 日本VSPで東京にリージョンをこだわるのであればConoha

スペックにこだわるのであれば同じメモリでも、Conohaが1番優れているかと思ってます。

なのでどのサーバーを選んでいいかを迷っているのでしたら、まずはConohaを使ってみるのをオススメします。

でも、Conohaより少し金額を出せばVULTRでは1ランク上のメモリが使えるので迷うところだと思います。

VPSの経験があれば英語になりますが、とにかく安いコスパの良いVULTRもオススメですね。

こちらの記事がVPS選びの参考になれば幸いです。

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